演算子と関数の使用例

記事番号:040503

このページでは、演算子と関数を使った使用例を説明します。
計算式で利用できる演算子と関数の詳細は、次のページを参照してください。
演算子と関数の一覧

演算子と関数の使用方法

演算子/関数計算式の例計算結果の例
+3+25
-3-21
*3*26
/3/21.5
^3^29
&佐藤&昇佐藤昇
=IF(A=100,B,C)Aに100、Bに10、Cに5を入れた場合:10
!=IF(A!=100,B,C)Aに100、Bに10、Cに5を入れた場合:5
<>IF(A<>100,B,C)Aに100、Bに10、Cに5を入れた場合:5
<IF(A<100,B,C)Aに100、Bに10、Cに5を入れた場合:5
<=IF(A<=100,B,C)Aに100、Bに10、Cに5を入れた場合:10
>IF(A>100,B,C)Aに100、Bに10、Cに5を入れた場合:5
>=IF(A>=100,B,C)Aに100、Bに10、Cに5を入れた場合:10
SUMSUM(1, 2, 3)6
YENYEN(1100.5, 0)\1,101
DATE_FORMATDATE_FORMAT(1522972800, "YYYY年M月d日", "system")2018年4月6日
IFIF(A<100,B,C)Aの値が90の場合は結果がB、Aの値が110の場合は結果がC
ANDIF(AND(A>10,B>=10),"1","0")AとBの値が10の場合:0
ORIF(OR(A>10,B>=10),"1","0")AとBの値が10の場合:1
NOTIF(NOT(A>10),"1","0")Aの値が10の場合:1
CONTAINSIF(CONTAINS(出勤曜日, "日曜日"), "日曜出勤あり", "日曜出勤なし")日曜日にチェックがある場合は「日曜出勤あり」、チェックがない場合は「日曜出勤なし」
ROUNDROUND(A * 1.1)Aの値が8,875の場合:9,763
ROUNDDOWNROUNDDOWN(A * 1.1)Aの値が8,875の場合:9,762
ROUNDUPROUNDUP(A * 1.1)Aの値が8,875の場合:9,763

数値の計算

[計算]フィールド、または[文字列(1行)]フィールドを使用して、数値を計算します。
「フィールドA」は、フィールドコードが「フィールドA」であるフィールドの値を表し、「フィールドB」は、フィールドコードが「フィールドB」であるフィールドの値を表します。

和を計算:フィールドA + フィールドB

フィールドAが「1」、フィールドBが「2」の場合、計算結果は「3」となります。

( )を使った計算:(フィールドA - 1000) * 2

フィールドAが「1,500」の場合、計算結果は「1,000」となります。

* と + の組み合わせ:フィールドA5 + フィールドB10

フィールドAが「20」、フィールドBが「10」の場合、計算結果は「200」となります。

[テーブル]内の合計

フォームに次のような[テーブル]があるとします。

商品名単価個数小計
USBメモリー1,50011,500
ボールペン705350
LANケーブル3502700
モジュールタップ1501150
A5ノート5010500
   (合計を計算)

「小計」フィールドのフィールドコードが「フィールドA」の場合、次の式で、小計の合計を計算できます。なお、単価や個数に空欄がある場合でも計算が可能です。

計算式:SUM(フィールドA)

計算結果は「3,200」になります。

詳細は、次のページを参照してください。
[テーブル]内のフィールドを計算する

日付・時間の計算

[計算]フィールドを使用して、次の計算ができます。

  • 日時の差分の計算
  • 日時と時間の足し算、および引き算

計算式には、時間を秒単位で入力します。たとえば、1時間は「3600」、または「60*60*1」のように入力します。1日であれば、「24*60*60*1」のように入力します。

秒単位で計算:フィールドA + (60 * 60 * 1)

フィールドAが「2014-01-01 09:00」の場合、計算結果は「2014-01-01 10:00」になります。
フィールドの表示形式を[日時(例:2012-08-06 2:03)]に設定している場合の計算結果です。

表示形式を時間で設定:フィールドA - フィールドB

フィールドAが「2014-01-01 09:00」、フィールドBが「2014-01-01 08:00」の場合、計算結果は「1時間0分」になります。
フィールドの表示形式を[時間(例:26時間3分)]に設定している場合の計算結果です。

詳細は、次のページを参照してください。
日付、時刻、日時の計算

文字列の操作

[文字列(1行)]フィールドを使用して、文字列の結合やYEN関数の表示をします。

ほかのフィールドの値を表示:フィールドA

フィールドAが「佐藤」の場合、計算結果は「佐藤」になります。

文字列の結合:フィールドA & " " & フィールドB

フィールドAが「佐藤」、フィールドBが「昇」の場合、計算結果は「佐藤 昇」になります。

YEN関数の利用例:YEN(フィールドA * 1.1, 0)

フィールドAが「8,875」の場合、計算結果は「¥9,763」になります。
「8,875 × 1.1 = 9762.5」を四捨五入した値です。

詳細は、次のページを参照してください。
&演算子:文字や数値の結合

参考:未入力フィールドの計算

未入力フィールドは「0」や空文字列として計算されます。

  • 未入力の数値型のフィールドは、「0」とみなされます。ただし、「&」演算子では「""」(空の文字列)とみなされます。
  • 未入力の文字列型のフィールドは、「""」(空の文字列)とみなされます。
  • IF関数では、「[数値]フィールド=0」と指定すると、[数値]フィールドに「0」が入力されているときだけではなく、[数値]フィールドが未入力のときも真になります。
  • [数値]フィールド=""」と指定すると、「未入力かどうか」という判定になります。「0」が入力されているときは偽、未入力のときは真、となります。
  • 「0」を表示する代わりに「何も表示しない(空欄)」とする方法
    計算結果を「""」としてください。
    • 例:IF(個数=0, "", 単価*個数)
      個数が0のときは、0と表示せずに空欄になります。個数が0ではないときは、掛け算した金額を表示します。

参考:数値と計算の値

[数値]フィールドと[計算]フィールドの値は、桁数に応じて丸められる場合があります。丸められる桁数や丸めの方式は、設定で変更可能です。
詳細は、次のページを参照してください。